真島先生の授業やブログから、
日々多くの大切なことに気づかせていただいています。
この記事を読んで思い出した本。
(↑リンクの貼り方わからず(^^;)
近代日本の偉人の勉強法を研究する「英語の達人」斎藤兆史先生
の対談本。
(著者紹介はアマゾンより一部引用)
発行が2004年なのでだいぶ前なのですが、
松江塾と繋がるところがたくさんあるなと思ったのです。
お二人ともこの本の中で繰り返し仰っているのは、
「英語力の基礎は日本語力」
ということと、
「徹底した型の訓練や基礎の反復練習が大事」
ということです。
齋藤孝先生:
「自由とはつまり使える技が多いということ。
(中略)そして技の習得を支えるのが、徹底した型の訓練と、
技へと昇華させるための反復練習で、それが学びの基本です。」(P33)
斎藤兆史先生(東大教授・英文学者):
「小学校では、母語である日本語をしっかり教えるべきです。」(P53)
「問題なのは、英語の骨組みである型も教えず、英語のシャワーだと言って、
『何でも自由にのびのびやってよい』としていることです。
それがいまの英語教育の主流なのですから困ったものです。
『間違ってもいいから自由に』ではなく、子どもたちが間違えることの
ないように指導するのが教師の役目ですよ」(P74)
(上記に対して齋藤孝先生が仰った「コートに連れて行かれて、
コーチに『自由に打って』と言われるテニススクールなんて
誰も行きやしませんよ。球は打てるようにならないし、
ぜんぜん上達しないもの」という例えが、確かに!と思いました)
「コミュニケーション中心主義の英語教育のもと、
文法は軽視される傾向にありますが、英語と日本語はまったく異質の言語です。
日本人にいちばん合う英語習得法として、まず言葉の骨組みを知る文法の学習は、
日本人の英語の学び方に合ったものです。」(P85)
私が娘ルルの早期英語教育を
きっぱりとやめたきっかけにもなった本でした。
(やめたというか、そもそも何もしていなかったのだけれど)
そして、「日本人に合う英語学習法」を探し求めて、
「納豆英文法」に出会ったのでありました。
(めでたしめでたし)